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処女はお姉さまに恋してる3つのきら星 感想

 04, 2018 13:37


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女装主人公モノの嚆矢にして金字塔、処女はお姉さまに恋してるの最新作がいよいよリリースされました。
待ちに待った期待の作品に、ワクワクしつつ起動してみたのですが、


正直、大変失望しました。


まず第一にして最大のガッカリポイント。
主人公、密お姉さまがパートボイスであること。
これは一応ひっそりとアナウンスがあったようなのですが私は全く気づきませんでした。
なもので、体験版範囲を越えたあたりから密に声が付かなくなって暫時呆然としたものです。
2では千早フルボイスだったので、まさかここで退化してくるとは夢にも思わなかったです。
予算の都合でパートボイスは仕方がないにしろ、もっと事前に大きく告知すべきですし、声をつける場面の取捨選択もおかしい。
密が学院に戻るシーンは感動ポイントのはずですがここに声ついてないのはどう考えても片手落ち。
一刻も早いフルボイス化パッチが望まれます。
ああでもそう言えばラストキャバリエでも総ちゃんパートボイスだったなぁ。こんなところにも予兆はあったわけですね。

他に残念な部分として大きなものは、いたるところが雑であるということ。
作品内容にしても製品としてのクオリティにしても。
クオリティの面では、誤字脱字、表記ゆれ、敬称の不一致、音声とテキストの齟齬、音声抜け、矛盾、不整合、などなどお粗末な箇所は枚挙に暇がないほど。
甚だしい部分だと、美玲衣に女装バレしていないにも関わらず美玲衣が知っている体でシナリオが進んだりと、フラグ管理もいい加減で適当ぶりが目立ちます。
またその美玲衣ですがバレるにしてもそのシーンが全くあっさりとしたもので、基本バレても大事にならないシリーズ中一番波風たちそうなヒロインであったにも関わらずあの扱いではキャラクター性の無駄遣いとしか。

シナリオ面でも不満は多々あり、照星(エルダー)になった途端に消え失せる美玲衣の織女への敵愾心やその取り巻き、活かされることが全く無かった三照星の合議制設定、全く反省のない胸くそ悪い新聞部、美玲衣の父親のクズさ加減などこちらもいちいち挙げていくのも億劫なほど。
これまでと比較して今作は看過し難い問題点が多すぎやしませんか。
そもそも今作は当初からシナリオライターとして嵩夜あや氏以外にも2名の名前がクレジットされていました。ですが蓋を開けるとさらにサブライターが多数クレジットされており、まさに船頭多くして船山に登る状態。
もちろんメインたる嵩夜あや氏がきちんと確認し面白さと整合性を保てていればさほど文句をいうことでもないのですが、どうみてもしっかりととライター間ですり合わせをしたとは思えない出来に落胆です。

先に挙げた美玲衣への女装バレの不整合ですが、それは双子ルートで起こります。
このルートはそれ以外にもかなりひどい部分が目につき、すみれあやめとどちらと先にデートするかという選択があるのですがどちらを選んでも全く同じデートを行い同じ店に行くのに初見のリアクションをするというまるで痴呆症の密を見ることが出来ます。
せめて行く店を変えるとかすれば良くないですか?どうせ店の背景画なんて無いんですからテキストでどーとでもなる部分でしょう?
更にどっちを選んでも姉妹と連続でエッチするのですがどっちでも密は初体験だと宣います。なんやこれ。
こんなのテストプレイを一回でもすればとてつもない違和感に苛まれるでしょ。

全体を見回しても、学年20位にも入ってないモブが密のクラスのナンバー2だとかいう世迷い言を言ったり(なお学年6~7位の鏡子が同じクラスにいる模様)、体験版部分で自ら煽った水泳部女子の件を美玲衣が初耳の体で密から説明されたり、美玲衣が料理できるのかできないのかブレッブレだったり(美玲衣周りの不整合が図抜けて多い気がします)、美海が前年の奉仕会長であることを何度聞いても初耳だったり、奉仕会のことを生徒会って言ってる部分もあったなぁ。
ほんとイヤになっちゃうくらい雑でお粗末
こんな出来であのおとぼくのナンバリングタイトルを名乗るとは失望を通り越して軽く憎悪すら湧いてきます。
おとぼく1、2が完璧な作品であるとは言いませんが、少なくともちゃんとした一時代を築いたエロゲではあったと思います。こんなのが三作目だなんて信じたくない。
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ただ世界観のつながりを示すためだけに出てきた紫苑様もあまりに不憫。
密の正体を見抜いて協力してくれたりとか、もう少しは出番があるのかと期待してたのに…。

胸糞新聞部も使用を一回に限定しておけば批判するには当たらないのになんであんなことになったのか。
派閥闘争を煽るとこはやめて密の正体探しだけで良くないです? ついでのそのシーンをもう少し後半に持ってきて、海月姉妹を対ネット要員にして防衛させればシナリオももっと賑やかになったと思うのですが。(美海にもバレるようにシナリオ改変が必要になりますが)
まぁそこはあのあれを体験版のヒキに持ってきたかったので動かしづらいでしょうけど。

キャラの不整合が目立つ美玲衣ですが個別ルートも結構ひどい。
あの親父のクズさはシリーズ随一。基本悪人のいないシリーズなのでひときわ異彩を放っています。
さらにこのルートは密も頭おかしい。美玲衣を助ける金を織女に出させてヒロインゲットとか、これいいの?
そこは融資を条件に風早を継ぐとかそういうので男を上げるシナリオでもよくね?どーせご都合主義なんだし。それをしないならせめて美玲衣に辿り着くまでの戦闘を全カットしちゃいかんでしょ。見せ場なんだから。
かつて美玲衣が揶揄した織女の行いのおかげで美玲衣を助ける金が生まれたという皮肉を描くという意図があったのかもしれませんが、だったら前述のとおり美玲衣がその水泳部員の一件を知らないように描くのはさらにおかしいでしょう。
この美玲衣と双子のルートを誰が書いたのかは知りませんが、明らかに実力不足。
そしてそれを統率できず、この出来を良しとして世に送り出した嵩夜あや氏もまた同罪です。
アニメでの声優交代に憤った嵩夜あやはどこに行ってしまったの?
これだって愛娘をレ◯プされたに等しい所業でしょう。家庭内の出来事なのでDVか。それを食い止めるのがあややんの仕事じゃないんですか?

まだ文句は言い足りないけど、このくらいにしといたるわ。

良かったとこは雰囲気。
曲がりなりにも、おとぼくっぽい雰囲気はやっぱりあった。何より体験版部分まではほぼ完璧で、早くも今年の覇権登場かと本気で思ったからね。それがどうしてこうなった…。
あとキャラも一通り可愛かったのでそこは良かったです。もっと上手く動かしてあげられたらもっと良かったのにね。
雰囲気が良いだけに、もっと作り込んでほしかったというのはやっぱりあって、卒業式の集合写真も立ち絵の寄せ集めでなくて専用絵が欲しかったし、今まであった体育祭が無くなったのも寂しい限り。
シナリオでは茉理が一番好きだなー。意外にもイチャイチャしまくりだった鏡子ルートもベネ。
美玲衣と双子が特にひどいだけで他のルートはそこまで悪くはありませんでしたし。その悪い2ルートにしても、物語の筋立て自体は良いと思うんです。ただ料理人の技量が圧倒的に不足で見当ハズレな調理法を用いたというだけで。

それから、エッチも若干頑張ってたと思います。
シーン数は少ないけど、ひとシーンあたり複数イベントCG使って連戦も多かったので。顔射後切り替わった絵で顔に精液が残ってたらなお良かったですけど。

システム周りはまぁまぁ。バックログからジャンプもできるし、そこそこの使い勝手です。
でも、「次の場面へ」に不具合があって、未読のはずのシーンも結構飛ばされるんですね。その中に美玲衣バレシーンが含まれてるのがひどいよね。
んで、毎度おなじみ、おまけがあるんですけど、ここに力を入れるなら本編を頑張って欲しかったなぁ…。
青山ゆかりがいないならスイカをやるべきではなかったし、やるなら青山ゆかりをキャスティングしとけよと。
伝統だから?
なら本編でもちゃんと伝統守っとけ。


というわけで、期待のおとぼく最新作ですが、期待値からするとひどい出来でした。
これがおとぼくでなければまだ許せた。
全く無関係なensembleの新作女装ゲーだと言われても納得の出来にワタクシ意気消沈であります。
公式からなんらかアナウンスが欲しいところですし、不具合修正&密フルボイス化パッチのリリースが待たれます。
多分出ないでしょうけど。
とにかく予算が無かったんだろうなと。
決算前に信者の購入が見込めるおとぼくでひと稼ぎしたろ!って思惑が透けて見えます。


しばらくキャラメルBOXアンチになります。
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