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カノジョ*ステップ 感想

 18, 2016 00:41
カノジョ*ステップ

20161016 (5)

近年イチャラブ界を牽引するSMEEの新作ということで大きな期待をしていた作品です。

発売前には発表当初から原画・ライター非公開や絵柄の不評などもありましたが、私個人はそれらについてさほど問題視はしていませんでした。
絵柄は確かに美麗!ではないものの過去のSMEE作品の雰囲気からは逸脱していないと思いましたし、ライター非公開なのも早瀬さん以外明らかにしないのは前からなので今更騒ぐ意味がわかりませんでした。もちろんライター名の公表はすべきですが。

いつも通りに作ってもらえればなんの問題も無い…。

そう考えていた時期が私にもありました…。

結論から言えば、大枠についてはいつものSMEEで非常に楽しめたのですが、細部を見ていくと色々と看過できない問題が多かった、そんな感じです。

今まではそれほど表に出ていなかったいわゆる「複数ライターの弊害」が今作は顕著だったように思います。
前作ピュアコネクトの感想で私自身も指摘し警鐘を鳴らしていた部分ではあったのですが…。

シナリオ…というよりもテキストの整合性で明らかにライター間のすり合わせがされていないと思しき部分が多数。これはプレイ中かなり萎える要素です。

今作はマップでの移動選択からのイベントを積み重ねていく形式なので小エピソードが膨大にある(最大で27回のマップ選択×ヒロイン数。+ヒロイン以外の場所でもイベント発生あり)のですが、おそらくその小話群を各ライターがそれぞれ相談無く書いて持ち寄って寄せ集めたのではないかと想像します。それくらい各エピソード間の齟齬があります。
細かいトコロで言えば、あるエピソードで野菜ジュースの危険性を説いた主人公が他のエピソードでは手軽な栄養摂取の方法として野菜ジュースを挙げていたり。またある話では動物のフンから作るコーヒーの知識を持っていたはずの主人公が他の場面でコピ・ルアクに驚いていたり。壁ドンを主人公が知っている話があるかと思えば知らない話があったり。
また、内容の似たような話も多く、久遠関連でランニングとウォーキングの話がかぶっていたりもします。被っていても、「前はランニングに失敗したからウォーキングで・・・」とか他のエピソードに言及したりすれば違和感も減るのですがそれも無く。事前に誰がどんな話を書くか、打ち合わせされてなかったんでしょうね。
他にもモモ美先生が突然丁寧語でしゃべるイベントがあったり、粗を探せばキリがないです。
そういった枝葉の部分での瑕疵ならまだ「パラレルかな?」と莫大な労苦の末自分を無理やり納得させられなくもないのですが、たまにデカいミスもあります。
例えば久遠が以前にいた施設の話。そこは女子ばかりだったと言ってみたり男子も多かったと言ってみたり一貫してないとかね。同ルート内でこの有様ではさすがに擁護のしようがないです。
主人公の名前変更可能な作品なので主人公を呼ぶときは基本二人称でないと成立しないのですがのえ先生ルートと明日香ルートは妙に名前で呼んでくるのも気になりました。
6人のライターがそれぞれ誰がどこを書いたのかわかりませんが、もうちょっとなんとかならなかったものか…。

例え複数ライターであっても、きっちりお互いすりあわせて矛盾の出ないようにするなら(もちろん面白さを保った上で)別に構わないと思っていますが、無能が混じっていたり統括が出来ていなかったりするともう作品を楽しむどころではなくなるので、その辺ちゃんとして欲しいです。

それから、一人のヒロインを追っかける選択をしていくと最初から最後まで他のヒロインがほぼほぼ行方不明になるのはやめてほしかった。もっと賑やかに各ヒロイン入り乱れてのドタバタを楽しみたかったのです。
学年違いの椎名や久遠はまだ仕方ないとしても、同じクラスであるはずののえ先生と明日香ですら、自分のルート以外ではほとんど姿が見えないのは寂しすぎるぜ。
あと、毎日のマップ移動前の野郎メインのじゃれ合いも毎回毎回なのでちょっとウザい。
もっと頻度を下げるか、環以外にヒロインも絡めるかしてくれればいいのに。


ここまで、ネガティブな感想を書きましたが、いつものSMEEの部分については概ね満足でした。
無駄に行動力がありつつヒロイン第一に考える良主人公とヒロインが初対面から徐々に仲良くなって告白を経て恋人になってイチャイチャしてスケベして…という過程がしっかり描かれてとても楽しい青春ライフです。
こういう交際の過程積み重ねを描くのがSMEEはほんと上手。
ヒロインも主人公に負けず劣らず個性的で、色々めんどくさくてキチガイ一歩手前な部分もあって、それでいて楽しくはっちゃけていました。ヒロインが魅力的であるがゆえ、なおのこと他人ルートでの謎の失踪(笑)が残念極まりない。
徐々に恋愛にえっちに積極的に変化していくヒロインとのあれやこれやをニヤニヤ眺めるの楽しいです。
多少なりとシリアスになり得る要素がありながらもそれを巧みに躱していくシナリオづくりも相変わらずで安心できます。普通は障害となるヒロインの親や家族関係もほとんど逆にあっちから交際(あるいは子作り)をけしかけてくるレベルですからね。
無駄シリアスが無いというのは本当にありがたい。

そして公開されている4人以外にも隠しヒロインとして登場するとみ子の存在。
もうコイツはひどいよ。最後に攻略したのですが、なんかもう色々全部持っていきやがりました。
ウザ可愛いを通り越してマジウザい。卑屈でネガティブで人間不信なこの女、主人公以上のキ印ですよ。でもなんだか愛おしくてほっとけない。主人公が夢中になるのもなんかわかります。でもこんなのがリアルにいたら多分埋めてますけどね。
イベント面でもとみ子にはちょっと感謝してますよ。何しろ唯一ヒロイン勢が水着で総出演するイベントがあるのです。
まさにありがたやありがたやですよ。なんで他のヒロインのイベントでこういうの入れないかね。
そもそも多分全ヒロインが出るイベントってとみ子ルートのこれと久遠の似非合宿くらいじゃない?
ほんともったいない。ヒロイン同士をもっと絡ませてよぅ…。

えっちシーンのエロさも今回は個人的に過去のSMEE作品で一番なんじゃないかと。
おぱんつアップやアオカン失禁多め、アングルも凝っていたり陥没乳首があったり、やや攻めた行為が普段よりも多かった印象です。立ち絵が微妙でしたがイベント絵では違和感はさほど無かったのは良かったですね。
各ヒロイン最後のシーンでは差分ではなく、ちゃんとイベント絵を複数使っての連戦が展開されて尺もいい感じ。
そして嬉しいことにやはりピロートークが完備されていたのはポイントアップです。
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ただヤってお終いでは味気ない。勝負後の感想戦で余韻まで楽しみたいものです。
添い寝のイベント絵、普通は似通った構図になりがちですが各ヒロインごとに変化をつけてあるのも嬉しいですね。(久遠は添い寝ですらない…そのうち事後タバコふかし始めるヒロインが出たりして)

システム面ではほぼ問題なし。
フレラバやピュアコネクトのような小面倒くさい部分は無くなって単純になったのでお話に集中できたのは良かったと思います。バックログからのジャンプもちゃんとあるし使いやすいシステムでした。
なお、今作の目玉の一つである交際をオープンにするかどうかの選択ですが、とりあえず最初に攻略した久遠、のえ先生で試したところあまりイベントに差異が無かったので回収が面倒になってやめました。どっちかでしか見れないエロシーンがあるとかならもっとモチベーションアップにつながるんでしょうけどね。その辺のさじ加減難しそうではあります。

というわけで、いつもの勢いのあるギャグにパワーアップしたエロに安定のイチャイチャと、冒頭述べた通り全体的な大枠はいつものSMEE、安定のSMEEという感じで楽しめたのですが、いかんせん前半で指摘したテキスト面での不備が痛いです。
気にしない気にならない人も多いかと思いますが、私はちょっと見過ごせなかった…
次回作ではそこら辺の改善を強く求めたいです。
ライターについては今丁度、公になった北側寒囲さんの問題で色々ナーバスになっているユーザーも多いと思います。私もあの作品とこの作品のシナリオの北側さんは別人だったのか…!と衝撃を受けています。
SMEEやAXLだけにとどまらず、業界全体でライターについて考えていただきたい。

でも次回作については変わらず期待はしていますよ!
圧倒的なイチャラブをどうかよろしくお願いします。
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