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蜥蜴の尻尾切り ~切れないしっぽ~ 感想

 30, 2016 12:54
切断系エロゲ(なんだそりゃ)のパイオニアとして昨年話題となった問題作「蜥蜴の尻尾切り」の続編です。

【以下、前作のネタバレもありますのでご注意ください】






前作ラストでその存在が明かされ、主人公・秀が狂う要因の一つであった秀の恋人、荊がメインヒロインの物語です。
前作冒頭での飛び込み自殺を秀を食い止めた後の荊とのイチャイチャが描かれます。
続編というよりは、蜥蜴の尻尾切り正編ルートへ進まなかった場合の物語、IFと行ったほうが適当でしょうか。
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荊がメインヒロインと書きましたが冒頭部分以外は荊の一人称視点で進みますのでヒロインというよりは主人公みたいな感じ。

何やらよくわからない感染性の死病に冒された荊は秀との別離を選択するのですが、ここから秀は前作とは打って変わった男前っぷりを見せます。荊の病を受け入れ、というか自分も同じ病気に感染してともに死を迎えるという決意。
マジ前作のやれやれ系主人公とは別人じゃね?ってくらい情熱的。(ある意味前作から情熱的ではありましたが)
まぁ前作の主人公は「荊のことを忘れようと前の生活を捨て去った人」なので実質別人だったと言っても良いのかもしれませんが。
駅のホームで荊を思い出した時にそれ以前を取り戻したので、この物語で描かれる男前な猪上秀こそが本物で蜥蜴の尻尾切りでのキチガイは猪上秀Ver.2.0だったのかも知れませんね。

感染の危険を冒してお互い念願の初エッチ。その後は他人に迷惑をかけないように廃工場でふたりきりのイチャイチャ隠遁生活となるわけです。
こっから先はヤりまくりです。全体のボリュームが少ないので回数自体は多くないですが構成要素の大部分はエッチシーン。
しかしそのエッチが凄惨極まりないです。
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徐々に病が進行して爛れ変色し崩れていく2人の身体が見ていて本当に痛々しい。
切断とかそういうグロは割りと平気ですが、こういう蓮コラ的なゾワゾワ系はちょっと苦手としているのであうあうあーってなりました。
でも荊と秀に悲壮感は殆ど無くて、残された命の全てをお互いへの愛のために使い切るという、一種崇高な気概に満ちあふれていました。
エッチシーン以外では秀との出逢いからこれまでを振り返る荊の過去回想と、思い描く理想の未来が随時挿入されるのですが、現状の2人の姿とのギャップでズシーンと心に重く伸し掛かってきます。この辺りの演出は上手です。
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結局事態が好転することなく2人は天に召されます。エッチの最中に。
キレイ事ではありますが醜くも美しい切ない純愛物語でした。
フルプライスでやられたら重すぎて鬱陶しいくなるかと思いますがこのくらいのボリュームでなら耐えられます。
非常に良い物を見せてもらいました。
秀と荊はエロゲ史上に残るベストカップルの一組として長く私の記憶に残ることでしょう。

ちょっと価格は高いかな、と思いますけど、それでも蜥蜴の尻尾切りをプレイ済みならやる価値は十分にあります。

前作の感想
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