2ntブログ

スポンサーサイト

 --, -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

暗殺教室

 08, 2016 00:44
無事終了した暗殺教室のまとめ感想です。
作者の前作ネウロに比べて毒が少ないとも言われていましたが、実は私ネウロ未読なので意外と普通に楽しめていました。
以前から言っているように、引き伸ばしもなくキッチリと終われたことは作品にとっても読者にとっても非常に僥倖であったと思います。
様々なメディアミックス展開していましたので、集英社としてはいつものようにダラダラと引き伸ばしが行われても不思議では無かったのですが、そんなこともなく終わるべきところでちゃんと終わりました。

私がこの作品で最も評価している部分はキャラクターメイキングの巧みさです。
E組生徒28人がしっかりと描かれていて、顔ばモブであっても名前とそれぞれの個性がきちんとひも付けされて判別できるのは実に見事だったと思います。ちゃんと28人の顔と名前が思い浮かべられますから(最後まで名前が出てこなかった三村くんはすまんな…)
ギャグとシリアスのバランスや物語のテンポも程よく、肩肘張らずに楽しめたのは良かった。それもこれも殺タコ以下E組のメンツのキャラの良さによるところが大きかったんじゃないでしょうか。
シリアスや毒のある展開もありましたがそこを引き摺りすぎなかったのも読みやすさに貢献していましたね。
鷹岡とか浅野親子とかも別に嫌いじゃなかったし。
ただ、ギャグとかはアニメだとなんか痛々しくて、アニメは1話で切りました。重ねてすまんな。紙面で見るのと動いて声が付くのとでこんなに感じ方に差があるのはなんでじゃろ…?

連載最終盤、私が最も危惧したのは殺せんせーの安易な復活でした。
この展開だけは絶対にやってはならないと思っていました。
なんかしらんけど生き返りましたー(生きてましたー)うわーい良かったねーはっぴぃえんど!なんて全てを台無しにするクソ展開が有ろうものなら手のひらクルーの上焚書ものでしたが、幸いそれも杞憂でごく真っ当に終わったのは良かったと思います。安心しました。

21巻というのは、バランス的にも長くもなく短くもない絶妙な巻数だと思います。やるべきことをきっちりやってスパっと終わる、見事な連載だったと思います。
願わくば、こういう作品と読者双方向が幸せな作品が増えると良いなぁ。
短いことが作者にとって幸福かどうかは議論の余地ありますけどね。何しろ飯の種ですから。そこはしゃーない。


マンガのファンブック的なものってあまり買わないのですが、これは買いました。

20160706 (2)

今日の収穫

 15, 2014 01:10
セントールの悩み 9巻
昨今市民権を得つつある人外娘ものです。
私達の世界とは全く異なる進化の道筋をたどった世界での人外の生活の物語。
一般的な人間は存在せず、全ての人類がいわゆる人外です。人馬、翼人、角人、人魚、竜人など人種の代わりに形態がある感じ。
だのにファンタジー要素はほぼなく、極めて現代社会的な舞台での日々が描かれています。
大筋としては、タイトルどおり人馬の主人公姫乃が悩んだり、青春したりするだけ。

世界観が秀逸。肌の色での差別は存在しないものの各形態での差別は根深く有り、ただ国際社会的に差別はアクであると表向きの共通認識があるようで、差別的行動や発言は当局により厳しく取り締まられています。違反者は矯正施設送りになるらしい。このあたりはある意味ディストピア物っぽい側面もありますね。

まぁそんな面倒なことはどーでもいいという向きには、単に萌えコミックとして楽しめばよろしいかと。
なんといっても私のオススメは主人公の従姉妹の紫乃ちゃん。激烈可愛い。姫乃にはすごく甘えん坊なのに保育園では頼れるお姉さんしているおしゃまな女の子。その上ケンタウロス。
委員長の妹たちも萌え力高いです。基本的に幼女キャラはみんな可愛く描けてると思います。

今巻でもっとも興味深かったのは尻尾を出すスカートやズボンの仕組みの話ですかね。そういう特殊な衣装の仕組みに言及している作品てそんなに多くは無いと思うので。委員長の幼少時も可愛かったです。

ワキ毛の話題から進化論に到達する回も面白いです。基本こんな感じで家族であったり対人関係であったり恋愛であったり、性的なことだったりと思春期特有のテーマで話が進んでいくのです。第1巻第一話からいきなり女性器観察回というハネっぷりでした。

話は飛びますが、競馬のセントウルステークスのセントウルってケンタウロスの意味だったのかとこれで気づきました。

セントールの悩み 9 (リュウコミックス)セントールの悩み 9 (リュウコミックス)
(2014/12/13)
村山 慶

商品詳細を見る


今日の収穫

 11, 2014 17:27
期日前投票後書店巡り。

進撃の巨人 15巻
読む。
…あれ? 話がわからない。
前巻を読み返そうと書棚を漁ると、出てきましたよ、講談社のシュリンク未開封の13巻と14巻が。
買いっぱなし読むのを失念していた模様。
あとに回すことにします。
というか、この講談社のシュリンクは破りにくくてありがた迷惑。書店できれいな状態で買えるのはいいんですけどね。

南Q阿伝 6巻
完結。めちゃスケール大きく急展開。南久阿様死んじゃって終わりかと思いきや、そうきたか。
ちっちゃい南久阿もいいですね。
短くまとめて正解だったと思います。個人的には怪物王女よりも好きかな。
怪物王女の令裡がゲスト出演。好きなキャラなので嬉しいサプライズです。でも一番はリザですけど。
この作者のヤンジャンで始まった新連載も面白かった。でも棺探偵といい、どれも似たような感じだなぁ。この路線好きだから大歓迎ですけどね。

実は私は 9巻
現在個人的ナンバーワンラブコメ待望の新刊。表紙はいいんちょとみかん。
みかんはもはや初期の面影ゼロなほどの萌えキャラと化しましたね。今のほうがダンゼンいいです。
みなさんが朝陽への好意を自覚し始めて話が大きく動いてきます。個人的には渚ちゃんを応援したい。
紅本センセのジョーカーぶりはもはや芸術。ギャグ的な意味で。
獅穂が痴女であること以外は作中屈指の常識人になってるのはどうなんだろう。朝陽がいない場面では他にツッコミ役がいないのは分かるけど、なんかワリ食ってる感じがします。

かつて神だった獣たちへ 1巻
黄昏乙女×アムネジアのめいびいの新作。ジャケ買いです。
内戦を勝利に導いた異形の戦士、擬神兵たちの後始末をする獣狩りのハンクと、彼を父の仇と狙う少女シャールの旅を描く。
故郷の町に受け入れられるため強盗を繰り返す「スプリガン」
死を恐れ敵に怯え今なお迷宮を築き続ける「ミノタウロス」
夢を叶えるためひたすら移動を続ける巨大な「ベヒモス」
そういった元人間の異形を狩っていく、かつて擬神兵を率いていた獣狩りとの戦いは割りと地味です。ハンク強いし。
シャールが今後ただの足手まといのままでいるのか、なんらか戦力になるのかそこも興味深いところです。
ラストでなにやら因縁ありそうな奴が登場しました。これはジャケ買い成功の予感。

進撃の巨人(15) (講談社コミックス)進撃の巨人(15) (講談社コミックス)
(2014/12/09)
諫山 創

商品詳細を見る

南Q阿伝(6)<完> (シリウスKC)南Q阿伝(6)<完> (シリウスKC)
(2014/12/09)
光永 康則

商品詳細を見る

実は私は 9 (少年チャンピオン・コミックス)実は私は 9 (少年チャンピオン・コミックス)
(2014/12/08)
増田 英二

商品詳細を見る

かつて神だった獣たちへ(1) (講談社コミックス)かつて神だった獣たちへ(1) (講談社コミックス)
(2014/12/09)
めいびい

商品詳細を見る

今日の収穫

 17, 2014 01:56
・コミック
盤上の詰みと罰 1巻

買ってきました。
将棋マンガ、です。多分。将棋マンガといえば月下の棋士をちょっと摘んだくらいで、ハチワンダイバーも3月のライオンも未読の私ですが、将棋自体は嫌いではありません。ルールを知っているというだけで定石もほとんど知らないヘボですが。

元女流6冠棋士の霧島都が旅先で将棋を指す話。
ただこの霧島都は前向性健忘で記憶が1ヶ月しか保ちません。またどっかで見たような設定ですね。私もすぐにメメントとか、喧嘩商売とか一週間フレンズを想起しました。

とにかくそんな病に侵された彼女はプロ棋士を引退し、残りの人生の全てを自分の将棋に捧げるべく旅をしています。
ゆく先々で将棋を指すのですが、普通のマンガ主人公とは異なり、都は今以上に強くなることができません。今はとてもとても強いですが、最新の戦術を覚えられませんので相対的にどんどん弱くなっていく存在です。作中で成長し強くなっていくのは都の対戦相手たち。なんらかの原因で伸び悩んだり将棋にたいして真剣でなかったりといった相手ですが都との対局を経て一皮むけていきます。もっとも都はすぐに去ってしまうので彼らのその後が描かれるわけでも無いのですが。

都が病を発するきっかけとなった最後の対戦相手とは誰なのか、その相手と再会・再戦できるのか、といった軸となる謎も盛り込まれていますのでお話に求心力もありなかなかに面白い。早くも次巻が待ち遠しい。掲載誌が地元じゃあんまり見かけないのです。

ちなみに都は5年前、17歳のときに病に倒れていますので現在22歳。でもセーラー服。似合ってるからいいんですけど。

盤上の詰みと罰(1) (アクションコミックス(コミックハイ! ))盤上の詰みと罰(1) (アクションコミックス(コミックハイ! ))
(2014/11/10)
松本 渚

商品詳細を見る

さんかれあ 感想

 10, 2014 01:52
最終巻が出たのでまとめて感想を。

うーん。設定はね、すごく好きなんですよ。ゾンビ大好きのホラー者ですので、主人公にも感情移入し易かったです。
ヒロインのれあもとても可愛いし、他のキャラも良いんですが、どうにも釈然としないというか。
…これ、普通のラブコメじゃダメだったんですかね。絶対あんな死ぬの死なないのの緊迫した展開要らなかったと思うんですよね。
エロゲとかでいうところの「誰得シリアス」「無駄シリアス」というやつです。
徹頭徹尾、ドタバタラブコメでやってれば、多分大傑作になってたと思うんだけどなぁ。
確かに蘇生薬まわりの事情もあるので多少真面目にやるのは仕方がない面もあるんですが、特に中盤以降必要以上にシリアスに寄り過ぎたように思います。もっと軽いノリでいいのに…。

人外ラブコメとして目下飛ぶ鳥を落とす勢いの「実は私は」。あれはほんとうに潔くシリアスを排除してラブコメに徹しています。(今のところ。今後は知りません)
「さんかれあ」も「じつわた」のような感じの物語だったら、私は大満足できたはずなんですよ。もちろん私の嗜好と作者さんの方向性の相違なのでこれはもう致し方ないのですけれど、あの楽しいキャラ達であんな暗い展開求めてなかった。

合わないんなら途中で買うのをやめてれば良かっただけの話なんですけどね。
でも買い続けました。れあが可愛かったから。メロが可愛かったから。わんこが可愛かったから。ダリンは普通。
本当にキャラクターはいいんです。
だからこそ、だからこそッ…ただのラブコメが見たかった。ほんとーに惜しい。

そういえばキャラ名も良かったですね。ルチオ・フルチ、サンゲリア、ロメロ、バブ、ドーン、ダニーボイル、アルジェント、ブライアン・ユズナにダンウィッチ、ホラー者をくすぐる元ネタの数々。この遊び心は大好き。

というわけで、とりあえず久しぶりにサンゲリアのディスクを取り出す私なのでした。

さんかれあ(11)<完> (講談社コミックス)さんかれあ(11)<完> (講談社コミックス)
(2014/11/07)
はっとり みつる

商品詳細を見る


実は私は 1 (少年チャンピオン・コミックス)実は私は 1 (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/06/07)
増田 英二

商品詳細を見る

WHAT'S NEW?